反比例
卵の薄皮から皮膚ができたり、甲殻類から重病を治したりできるように
まだまだ医学には探偵小説みたいに謎がいっぱいだ。
このほど、骨の幹細胞を増やして移植するという手術が行われた。
医学はますます発達してんだから、健康保険が取り上げられるのはどうにかまからんだろうか。
2005年04月19日 05:32

やんなっちゃうね
インフルエンザが猛威をふるっているらしい。
海外の、海が尋常じゃなくきれいな所(ニューカレドニアだったか)
から風に乗ってまるで探偵のようにわざわざ日本にまでやってくるという。原油高で誰もが敬遠している海外旅行をインフルエンザは軽々と
やってくれるもんだからまったく天下泰平とはこの事である。
2005年04月16日 22:56

惨めな話
俺は結構感動しやすい性質で、すぐに泣いてしまう。
この間初めてマンガ喫茶で読んだ素晴らしい探偵ものの名作に
あふれる涙をおさえることができなかった。
俺はこの漫画家に、俺だけの物語を書かせるため軟禁しようと
思ったが、まずは準備が必要だ。
まずは軟禁用の家と机と椅子と逃げないように斧と…。
2005年04月13日 08:07

小型犬の話
ベトナム風の料理を出すこじゃれた店へ探偵の集まりで行くことになった。元コックだった俺をうならせるのは難しいぜと身構えていたら
早速しなびたサラダが出てきて、駄菓子のようなオードブル喉をやたら突いてくる鶏肉の皮と運ばれてくる料理の数々に面食らってしまった。メーンには普通のビーフンがでて来てホット一息ついて一口、衝撃が走る。そのビーフンの味、食感とともにまさにヨークシャテリア(小型犬)そのものだったのである。
2005年04月08日 20:16

宇宙の胃袋的な
僕はインスタントラーメンが好きだ。
簡単だから、安いから、というのではなく単純に味とかが好きだ。
でも僕は探偵のくせにボーっとした性格なので、ラーメンはすぐにのびてしまう。
この間も、押さえていたふたからふんわりとはみ出ていたので
「もうこの際だから、この後どうなってくのか見届けよう」
と観察しているとラーメンは瞬く間に部屋中に広がり
僕はなんとなく目黒の寄生虫館を思い出した。
2005年04月06日 04:40

クォート−元探偵の主婦日記
ピカソの言葉に「すべての子供はみな芸術家である」という言葉がある。
それでは早速、とわが子にお習字用の毛筆を握らせて見た。
子供はまだ3歳なので、墨汁のついた筆を持つなり部屋をかけ回り
あっというまに大作ができがった。部屋を汚された私は叱り、泣く子供を廊下に立たせていた。その時の涙で見事な水墨画ができあがったというのは後年に語り継がれる有名な話だ…って雪舟かよ。
2005年04月02日 18:53

影響
脳内を探偵のように探り続けたダヴィンチの手記に「ゆがみは必ずまっすぐになる」というのがある。
コレを読んだ私の車えびのような猫背はいつか自然に治るのか…と楽観して生きてたのがいけなかった。内臓が圧迫されて腸閉塞になってしまった。ダヴィンチが悪いわけじゃないんだけど、少しセンチメンタルになってしまった。
2005年03月31日 06:48

ワーストなことに−探偵をめざす僕の弱点
英語の発音をするのは恥ずかしい。
まず、外国人でないのに外国人のフリをするのが恥ずかしい。
とくに「アール」の発音がだめだ。
しかし運の悪いことに、リーディングの時間に当てられる事が
結構あって、その時は太陽の塔から飛び降りるような勢い(の早口)で
サッと読んでしまう。
それが好評だったのか、今度英語の弁論大会に出ることになった。
2005年03月26日 06:08

スカベンジャー−探偵の関心事
ごみを集めて生きている子供たちの話を知っているだろうか。
人権強化月間にちなんだ映画で見た数々の驚愕の事実。
この世の地獄とされる場所で、子供たちは家族を思い笑って生きている。
私はその国に行った事も、これから行くこともないだろうけれど
とりあえず、離婚届のハンコを押すのを思いとどまった。
2005年03月24日 17:24

朝の風景−探偵の休息
寒いのを紛らわそうとしているのか
野球部の団体がおしくらまんじゅうをしながら
電車に乗り込んできた。
車内に入ると「痴漢ごっこ」と題して互いの肩や尻を
触りあう遊びに切り替え、誰かが「腹がちぎれる」と言い出す
ほど笑いあっていた。
車窓の窓からは季節はずれのひまわりがたくさん咲いてるのが見えた。
2005年03月23日 05:10


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